2017年の暗号通貨を知ってからの経緯を書いておこう
ビットコイン(Bitcoin)は今年初めて知ったのだけど、いや名前ぐらいは前から知っていたかな?多分、昔問題があった「円天」とかと同じ類のもののようなイメージだったので、スルーしていたんだと思う。
それでもなんか賑わっているので、「何も手を出さずにダメだと思うのもどうかな?」と思ったので、仮に無くなってしまっても良いという気持ちで、少し買ってみたのが今年の10月18日。
ビットコインとモナコインを5万ずつ買ってみた
— 杉山 幸雄 (@yukio_sugiyama) October 18, 2017
この時は確か 1BTC が 60万 前後かな。多分、このあとそれなりに放置してたと思う。
でも、やっぱり保有していると値動きは気になるし、ビットコイン(Bitcoin)についてのツイートとかも気になるので、少しずつ調べて見るんだよね。それで、11月の中旬ぐらいにちょっと調べ始めたら、1週間ぐらいずっと黙々と調べて、さらに妄想も爆発して、書いたブログがこれ。
その後も、他のアルトコイン(とかも色々知って、とりあえず買って見たり、ICO案件で気になったものに投資して見たりと、なんか色々やったけど、1ヶ月半しか経ってないのか。もう3、4ヶ月前のような感覚だったよ。
ICOで投資してのは今のところMOLDというのだけ
最初に知ったばかりの頃(11月)はまだまだあまり知識が少なかったのもあって、取引しているユーザも少ないし、「暗号通貨っていうのは過去にインターネットが流行った時と同じような感覚がするな」と感じた。過去っていうのは、大体1995年〜2000年頃にかけての時期。
なので、最初に暗号通貨のことを知った時に「これは5年〜10年後には主流になっているんだろうな」と思ったんだけど、もっと早く普及するかもしれないとも思ってきた。何故かというと、現在はテレビや口コミに加えてTwitterやFacebookがあるので、情報の伝達速度が早い。その分、詐欺とは言わないけど煽りすげーなと思う。
インターネットの黎明期も煽る人は多かったんだけど、その頃は自分でHPを作って、そこに自分の意見を掲載する。情報のネットワークの形成としては相互リンクをして紹介し合う。そんな感じだったので、能動的に動かない限り怪しい情報には遭遇しないし、どちらかというとオフライン(対面)の方がやばかった(笑)
それが、TwitterやFacebookは自分が興味なくても繋がっている人が興味を持って発信していれば、意識しなくても目に入る。これすごいなと思う。多分、ハイプサイクルがすごい早さで進む気がしている。
ここ1ヶ月ぐらいは以下のことを考えて色々調べていたので、自分なりの考えを書いておきます。
- 暗号通貨の価格は適正なのか?
- どの暗号通貨が残っていきそうか?
- 日本円は不要になるのか?
1.暗号通貨の価格は適正なのか?
結論としては「わからない」(すみません。でも適当ではないです。)
低すぎるとも高すぎるとも言えない。
何が今の価格を支えているかというと、みんなの願い(上がってくれ〜)だろうなと思う。まるで元気玉のよう。
理由は単純で、「通貨」として見た時に今の価格が適正だと言える根拠は何もない。「1BTC = 1大根 です」とか言われればわかるんだけどねw
かと思えば、 1BTC = 200万 だったとしても、BTCの一般的な取引所での最小取引単位は「0.0001BTC」だし、最小単位(1satoshi)は「0.00000001BTC」だし、そういう意味では日本円の 1円 = 1satoshi と考えると 1BTCの適正価格は1億円になる。じゃあ何が正しいの?は言えるわけがない。
BTCを例に上げたけど、今のところは他の通貨も全部一緒だと思う。
価値というのはこれから創られていくと思うし、落ち着くことがあるかはわからない。そもそも非中央集権な構想なので、その時代時代で価値が変わっても構わないものだとも思います。
2.どの暗号通貨が残っていきそうか?
知らん。(すみません。すみません。)
でも、僕が現時点で将来に向けて買っておきたいなと思う通貨とその根拠は書けます。それは「ビットコイン(Bitcoin)」と「イーサリアム(Ethereum)」の2つ。
それぞれの根拠を書いておきます。(根拠というより持論か)
ビットコイン(Bitcoin)は、
- ハードフォークによりビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)が誕生
- segwit2xへのハードフォークが中止
- (現状は)手数料高い
- (現状は)トランザクションの承認に時間がかかる
と表面的な問題は満載なんだけど、やっぱりもう既に登場から9年も経っていて、継続して開発と啓蒙が続けられ、少ないとはいえ商用利用もあるし、問題の解決も前向きに進められている
segwitが実装されたことで、ライトニングネットワークも現実化されそうなのを見れば、今後廃れるという予測よりも、皆で残していこうという方向の方が強いとは思う。
ビットコイン(Bitcoin)の対抗馬はビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)だと思います。この2つの技術的な違いはここのサイトがわかりやすい。
ビットコインキャッシュはビットコインを超えるか ビットコインとの違い
技術的な観点ではなく、人情的な観点で見ると、僕の解釈では以下のように考えています。
ビットコイン(Bitcoin)
問題点は理解している。改善も進めるべき。
ただ、強引なハードフォーク(ブロック拡張)をしてしまうと既に細分化された全ての利用者を救うことはできない。喫緊の課題も多いのでソフトフォーク(segwit)は実行し、ブロックサイズ拡張はひとまず先送りをすることで、フォーク以前の仕様で取引している人達も新たな仕様で取引する人達も全てが共存できる方向を模索すべき。
ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)
そんなにゆっくりした変更では今の変化の時代に適応していない。フォーク以前の仕様を使い続ける人達のことは知ったことではない。改善するにはすぐにでもハードフォークを実行するべきだ。
あと、ビットコインコア嫌い。
すごい主観入っててすまん(´・ω・`)
でも、別に悪意はない。システム開発と保守を長年続けていると上記のような論争は本当に大小起こる。そんな経験をしていて思うのは、どちらも正解かもしれないし、間違っているかもしれない。結果としてどちらが正しいのかは、それを支持する人をどれだけ集められるか?ということ。
だからビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)が素早くアップデートと啓蒙をしていき、支持を集めていけば将来的にはビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)が真の基軸通貨となることはあると思う。
でも、現状だけを見ると、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)はただ単にビットコインコアの判断に異を唱え、ブロックサイズを拡張すれば解決するし、今後も問題になる部分は全てブロックサイズ拡張で解決するだろう。といっているように見えて、ハードフォークを諸手を上げて支持できないなというのが僕の意見です。
勿論、そんな意思で飛び出しても結果的に正しかったという事は、歴史上でもあるし経験上もあるのでそれだけで支持しない訳ではないけど、現時点ではビットコイン(Bitcoin)の方がやはり一日の長があるなというだけです。
イーサリアム(Ethereum)
細かい技術仕様は追いかけきれていないけれども、買っておこうと思うのは、他のアルトコインのような単純なビットコイン(Bitcoin)のパラメータを変更をしたものではなく、そもそもの思想や方向性を別に、契約情報を含めたブロックチェーン技術を利用した仕組みという観点でとても期待が持てるからです。
ちなみに、たまにTwitterの発言とかを見ていて思うのは、ビットコイン(Bitcoin)というものはブロックチェーン技術を利用し、通貨として世に送り出したもの。という論調が見られるんだけど、信頼できる第三者を必要としない通貨を実現するための方法として考えた技術が、のちにブロックチェーン技術と名付けられています。
サトシ・ナカモノの論文内には一言も「ブロックチェーン」という言葉は出てきていないので確実だと思います。
そういう意味で言うと、イーサリアム(Ethereum)というのは、ビットコイン(Bitcoin)を支えている技術を元に、それを進化させた技術。という風に考えています。今後似たようなもので更に良いものが出てくる可能性はあるかもしれないけど、現時点ではイーサリアム(Ethereum)のみだと思います。
ちなみに、このイーサリアム(Ethereum)とは別に、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)というのがあり、これは現状のビットコイン(Bitcoin)とビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)の関係と似ています。
ビットコイン(Bitcoin) = イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)
ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash) = イーサリアム(Ethereum)
と思ってください。なのでビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)が今後覇権を取らないとは言い切れないけれども、イーサリアム(Ethereum)のハードフォークはビットコイン(Bitcoin)とはちょっと性質が違ったりするので、どうなるかは正直わからないです。
なんにせよ、今の時点で何を支持するか?と聞かれたらビットコイン(Bitcoin)とイーサリアム(Ethereum)と答えるかな。でも来月は違うかもしれないですw
3.日本円は不要になるのか?
不要になるか?ならないか? で言えば、ならないと思います。
これは単純で、日本円を支持する人、拡大して言えば日本政府を支持する人は、流石にいなくならないと思っているから。50年ごとか100年後は流石にわからないけど、今から10年、20年ぐらいではなくならないと思う。
暗号通貨の未来として考えているのは、大根は世界どこで買っても0.0001BTCだけど、日本で買うなら200円です。アメリカで買うなら2ドルです。
そんな風になる事は十分考えられると思ってます。
別にビットコイン(Bitcoin)じゃなくて、別の暗号通貨がその役割を担っていることも考えられるし、それが全世界的ではなくてある地域に閉じている可能性もあると思ってます。
となれば、日本円自体は日本国内でしか使えない小さな経済圏のお金だけど、日本が世界に対しての価値を保ち続けていれば、また価値を増大することができれば、日本円の価値は保持され続けるし、日本円を持ち続ける事にもメリットはあると思います。
要は日本の未来に今時点で ベット or レイズ できるかどうかかと思ってます。ちなみに僕は ベット も レイズ もしたくありせん(笑)あくまで現時点では…ね。
だから、日本円持っている人は安心していいよ!
今後、暗号通貨はどうなるかというのはまあ気になるけど、値上がり・値下がりという FX的 な取引にはあまり興味ないので(時間の無駄だから)そういう観点では参考にならないと思うけど、キーワードとしては「規制」「実需」「宣伝」かなと思います。(扇動と書かなかったのは偉いと思った。)
最後に現時点の僕の暗号通貨保有割合を載せておきます。
左が購入に費やした金額。右が今日時点で残っている暗号通貨の評価額の割合。
あれ?おっかしいな。ビットコイン(Bitcoin)もイーサリアム(Ethereum)も少ないじゃないかwビットコイン(Bitcoin)とイーサリアム(Ethereum)はほぼほぼ投資のために買って、そのまま投資に使ったので残ってないんです(´・ω・`)
他の通貨はとりあえず買っておくかと思って買っておいたらなんか値上がりしてた。でも、ビットコイン(Bitcoin)とイーサリアム(Ethereum)は12月から累投の設定をしました。毎月1万円ずつ。
ちなみに、今年利益を確定した金額は 94,093円 だったので、確定申告しなくていいよねとか思ってるんだけど、問題はなんの利益にも現状なっていない ICO がどう扱うかわれるかなんだよね…いまいちわからん。
(追記:所得税は確定申告必要ないけど住民税は確定申告必要でした)
ということで、みなさん良いお年をー(。・ω・)ノ゙
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