CloudShell 2の組み立て(ODROID-XU4)
ビットコインのフルノードを一度作ってみたいなと思ったんだけど、今持っているのはノートPCと7、8年前に自作したPCしかないんだよね。
マイニングもやりたいし、VRできるPCも欲しいし、でもお家狭いし…とか考えて「全部できるようなハイスペックのPC作ればいいじゃん!」とか頭にお花畑があるような思考をしてしまって色々調べていたんだけど、調べれば調べるほどVR系で必要とする要件と、マイニングで必要とする要件が違いすぎるので、無理に一つのPCで実現する必要もないよなーと思ったんだよね。
で、とりあえずノートPCでもフルノードを立てようかなと思ったものの、フルノードの総容量って去年の12月頃で140GB近くあったようで、「うーん。容量足りねぇ。」ということで、まずは小規模でもいいからPC作ろうかなと思ったところで色々調べていて、ODROID-XU4というのを見つけんたんだよね。
ODROID-XU4とは
僕が書かなくても情報は色々あるようなので、引用しておきます。
ODROID(オドロイド)とは、韓国Hardkernel社が開発している、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータおよびタブレットのシリーズである。OSとしてAndroid、Ubuntu、Arch Linux、Debian、OpenSUSE、Fedoraなどを配布しており、開発用マシンとしても活用できる。AndroidだけでなくLinuxでも、OpenGL ES対応の X Window Systemビデオドライバ(クローズドソース)を配布している[1]。
このシリーズは、かつて携帯型ゲーム機としてスタート[2]したが、現行シリーズにはゲーム機タイプはラインアップされていない。
ラズベリーパイ(Raspberry Pi)に似たようなもんだと思って貰えればいいです。上記のウィキを辿って貰えば詳細なスペックが載っているけど、ラズパイよりは高性能なようですね。
で、何でODROID選んだかというと、性能が高いというのはまああるんだけど、それとは別にホームページ見ていた時にCloudShell 2 Case2 for XU4を見て、「おぉ!?作ってみたい!」とか思っちゃったんだよね。ね!
だってディスプレイ付きで、HDDの大きさぐらいの小型なのに、ちょっとしたノートPCと同等ぐらいの性能出ちゃうんだよ。こりゃ作ってみるしかないっしょ(∩・∀・)∩
ということで購入して見ました!
ODROID-XU4の購入
Hardkernel社のホームページから購入できます。本体のODROID-XU4を購入するにはこちらで会員登録が必要です。ちなみにこのホームページ全体的にSSH化されていないので、直接購入する場合は自己責任で実施しましょうね(o^-・)b
支払いはPayPal使えるのでクレジットカード情報のセキュリティは問題なさそうですが、配送先の住所の入力は丸見えだと思います。
僕が購入したのは以下です。
- ODROID-XU4:$59.00
- 8GB eMMC Module XU4 Linux:$16.50
- CloudShell 2 Case2 for XU4:$67.00
ケースのオプションで3pin US Power Cord:$3.00
これに輸送料$19.40を入れて、$164.90でした(/・ω・)/
注文したのが4月19日で、届いたのが4月26日だったので、およそ一週間ほどで届くみたいですね。国際輸送だとしょうがないね。日本で代理販売しているところもあったけど、正規代理店という訳ではなさそうなのと、本体だけ買おうと思っても1万円〜2万円ぐらいかかるのでやめました。
ちなみに、eMMCのオプションでUSB経由で読み書きできるソケットがあるんだけど、「必要になったら買えばいいか」と思って買わなかったんだけど、持っていなかったら買っておいた方がいいですね…日本で売ってないかも(;´༎ຶД༎ຶ`)
CloudShell 2を組み立てて行こう!
届いたもの
とりあえず届いたものを広げて見た。これで全部。
では早速組み立てていこう!
本体へeMMCの組み込み
これがODROID-XU4本体。すごい小さいね。
こっちはLinuxインストール済みのeMMC。更に小さいけどこれで8GBあるの。最大で64GBの容量まであったけど、どちらにしろHDD使うから一番容量小さいのにした。
本体にeMMCを設定するとこんな感じ。
eMMCじゃなく、microSDを使うことも出来ます。OSの読み込み先はボードにスイッチがあるのでそこで選べます。
ケースを組み立て
それでは早速ケースを組み立てよう…と思って最初の手順を見たら、いきなりHDDが必要だということがわかって、翌日秋葉原で買ってきました(;´▽`A“
ちなみに、組み立ての手順はホームページで公開されてます。一部古かったけどね…
最初はSSDを買おうかなと思っていたんだけど、1TBで2万円ぐらいするのを見て、とりあえず試しに起動させようとしているだけなら安いのでいいかと思い、中古で1TBのHDDを2つ4,980円で購入しました。
動作確認してないけど、まあいいかな。
まずはHDDのサイドにケースを取り付けます。こんな感じ。
ネジは一番多いやつを使います。この後の組み立てがちょっと大変になるので、この時点ではネジは緩めに締めます。
ディスプレイ部分はHDDに直接差し込みます。
次にファンの組み立て。気に入らなきゃ別のに買い換えればいいけど、とりあえずは付属のファンを使う。
ネジで止めたらディスプレイとは反対側にストンと嵌めます。
電源ケーブルはディスプレイ側の基盤にそのまま挿せます。オプションとして、静音用に制限するユニットが付いているので、とりあえずそれも設置。電力が弱くて冷却効果が悪そうだったら外せばいいかな。
こんな感じ。
次にODROID-XU4を組み込むんだけど…ここからの手順がホームページでは古いみたい。パーツの種類が全然違うんだよね。
ということでここからは手探りで組み立て。とりあえず、六角スペーサーが4つとネジが8つ、穴が4つなので、大方スペーサーかまして本体を固定だろうな。
なので、まずはどちら側に固定するのか確認する。切り欠きのところからeMMCを取り外しできる方向が正しいとので、この形で固定します。
まず方向を間違わないように六角スペーサーをネジで固定。
その上に、ODROID-UX4を乗せてネジで固定。
あとは本体とディスプレイにケーブルを接続して。
残ったパーツをはめ込む。前面のカバーははめ込むだけ。
この小さいのは本体を置いたあとできる隙間に挿す。
最後にファンの上部が空いているのでここを塞いで。
完成!( ・ㅂ・)و
…のはずが全く動かないんだよね。電源(赤LED)はちゃんと供給されているみたいだけど、メモリ読み込み(青LED)のランプがずっと点滅しているの(`・д´・ ;)
OSインストール済みだからそのまま使えると思って何もチェックしてなかった…orz
しかも、最初の方で書いてある通り、USBの読み込みソケット買っていないから、eMMCの中身見れないという(笑)
とりあえず起動するだけなら、microSDも使えるからそちらで試してみるかな。ということで、動かすために色々調査中なのー(。・ω・)ノ゙
これはAmazon商品リンク。金銭面ではHardkernelから購入した方が安く済むけど、すぐに欲しいならAmazonで購入するのもありだね。ODROID XU4以外は出品者からの購入になるかな?
一番右の “eMMCモジュールWriter” は必要になったら購入で良いかも。
ディスカッション
コメント一覧
はじめまして。私もODROID-XU4を動かしてみたいな、と日本語情報を集めているうちにこちらを見つけました。
もしご存知でありましたら教えて頂きたいのですが、
eMMCとSDカードで起動の切り替えをスイッチで出来るのは知っているのですが、eMMCとSDカード両方を装着した上で例えばeMMCでOSをインストール・起動するとSDカードはOSから参照出来るのでしょうか?(フォーマットなりマウントしたらOSで認識するものなのか)
SDカード持っていたので試してみました。
マウントすることで参照できるようになります。
僕の環境は記載頂いている例と同じで、eMMCにOSをインストールして起動中の状態です。
その状態からSDカードを挿して、フォーマットとマウントすることで参照・書き込みできるようになりました。
ご参考にしてください^^