イーサリアムを日本円で購入できる取引所・販売所(2018年11月)
最近、DAppsゲームにハマっていて、DAppsゲームのクラウドセールやGas支払いでイーサリアム(ETH)が必要になったので、イーサリアム(ETH)を日本円(JPY)直接売買できる取引所を調べてみました。
DAppsゲームはイーサリアム(ETH)上で実装されているものが多く、ゲームを動かすためにGasとして少量のイーサリアム(ETH)が必要となる場合が多いです。
「DAppsに興味を持ったけれども、イーサリアム(ETH)というのをどこで買えばいいのかわからない。」
というのであれば参考になると思います!(`・ω・´)ゝ
取引所形式で売買が可能なサービス
取引所形式というのは株式の取引と同様で、オークション形式での売買が行えるサービスです。自分で価格を指定して購入することができるので、手数料次第では、個人間で売買しているのと代わりなく利用できます。
僕の調べた範囲では、日本円(JPY)でイーサリアム(ETH)の売買を行える取引所は3社になります。その内、1社については現在新口座解説を停止しているので、新規で口座を開くことを前提にすると以下の2社になります。
Liquid
もともとは、QUOINEX(コインエクスチェンジ)という国内取引所でしたが、2018年9月に仮想通貨取引プラットフォーム「 Liquid」にリニューアルしています。
海外にも展開している取引所なので、米ドル(USD)が基軸として表示されていますが、日本円(JPY)の入出金および日本円(JPY)からの、直接取引が可能です。
BITPoint
イメージキャラクターにサッカーの本田圭佑選手を起用している国内取引所です。
取引所の特徴を比較
目的をあくまで日本円(JPY)でイーサリアム(ETH)を購入して、DAppsで利用することに絞ると、口座の開設、日本円の入金、イーサリアム(ETH)の送金に焦点を当てて比較します。
Liquid | BITPoint | |
クイック入金 | コンビニ Pay-easy 各ネット銀行 | ジャパンネット 住信SBIネット イオン |
ETH/JPY 取引手数料 | 無料 | 無料 |
ETHの送金手数料 | 無料 | 無料 |
スマホアプリの有無 | 有り | 有り |
(参考)取扱い通貨 | BTC、ETH、BCH、 XRP、QASH | BTC、ETH、LTC、 XRP |
(参考)取扱い法定通貨 | JPY、USD、EUR、 AUD、SGD、HKD、 PHP、IDR | JPY、USD、EUR、 HKD |
QASHはLiquid取引所が独自で発行しているERCトークンです
また、ETHを購入後にすぐ送金して利用することを考えると、口座開設から送金可能になるまでにかかる時間は重要だと思うので、そちらの観点でも比較します。
Liquid | BITPoint | |
ログイン可能になるまでの期間 | 即日 | 約3日〜5日 |
入金・取引可能になるまでの期間 | 約3日〜5日 | 約3日〜5日 |
出金・送金可能になるまでの期間 | 約3日〜5日 | 約3日〜5日 |
Liquidはユーザ登録後すぐにログイン可能にはなる。ただ、入金・取引可能になるのは、LiquidもBITPointもハガキが届くまで制限されます。
オススメの取引所
現時点ではLiquidがどう考えてもオススメですね。
ちょっと訂正します。使い方によってはLiquid使いにくい点があります。
イーサリアム(ETH)の送金に関しては、Liquidは時間がかかります。送金の申請は24時間受け付けてますが、申請後にLiquid内で確認・承認が行われているようで、実際に送金されるのはLiquidの営業時間内に限定されます。
一方でBITPointは全て自動化されているようで、送金の申請後に送られてきたメールを承認すれば1時間かからずに送金されてきます。
この辺りの、「保有しているETHがすぐに手元に届くかどうか?」はイーサリアム(ETH)を利用する目的で購入する立場からすると結構重要になってきます。
また、どちらの取引所もスマホアプリは存在するのですが、Liquidはスマホアプリのみで入金、売買、送金すべてに対応しているため、スマホアプリのみですべて完結できる点も良いです。BITPointは入金はWEBで、売買と送金はそれぞれ別々のアプリが用意されているというのが、ちょっと煩わしいです。
販売所形式で売買が可能なサービス
販売所は海外旅行した時のExchangeと同じだと思ってもらえれば良いです。Exchangeである以上、当然スプレッド(手数料)がかかっています。僕自身はあまり販売所での売買は行わないのですが、取引所のオークション形式という仕組みをあまり知らない人からすると、単純にコインを購入して送金するだけというので、販売所も使い勝手はいいです。
僕の調べた範囲では、日本円(JPY)でイーサリアム(ETH)の売買を行える販売所は以下の3社になります。
GMOコイン
東証一部上場のGMOインターネットのグループ会社が運営する販売所になります。
coinheck
色々と事件はありましたが、これを書いている時点で各種コインの売買および送金(BCHを除く)は一通り可能になっています。また、新規口座開設も再開しています。
bitFlyer
過去にはBitcoinの取引量がNo.1だったのですが、2018年の日本国内の仮想通貨取引所に対する全体的な業務改善令の動きで、今はあまり活発に活動していないような気がします。
販売所の特徴を比較
こちらも、口座の開設、日本円(JPY)の入金、イーサリアム(ETH)の送金に焦点を当てて比較します。
GMOコイン | coincheck | bitFlyer | |
クイック入金 | GMOあおぞら 楽天銀行 住信SBIネット ジャパンネット Pay-easy | コンビニ Pay-easy | 住信SBIネット |
ETH/JPY スプレッド | 約1% | 約3% | 約3% |
ETHの送金手数料 | 無料 | 0.01ETH | 0.005ETH |
スマホアプリの有無 | 有り ※現物不可 | 有り | 有り |
(参考)取扱い通貨 | BTC、ETH、BCH、 LTC、XRP | BTC、ETH、ETC、 LSK、FCT、XRP、 XEM、LTC、BCH | BTC、ETH、ETC、 LTC、BCH、MONA、 LSK |
(参考)取扱い法定通貨 | JPY | JPY | JPY |
また、同様に口座開設から送金可能になるまでにかかる時間の比較です。
GMOコイン | coincheck | bitFlyer | |
ログイン可能になるまでの期間 | 即日 | 即日 | 即日 |
入金・取引可能になるまでの期間 | 即日 | 即日 | 即日 |
出金・送金可能になるまでの期間 | 多分3日〜5日 | 約3日〜5日 | 即日 |
GMOコインの口座開設はかなり前に実施しているので、ちょっと曖昧だけど確か出金・送金は本人確認のハガキを受け取るまでダメだったと思います。
bitFlyerはすべて即日可能になるのですが、制限付きになります。本人確認が終了するまでは10万円/7日間までの取引や送金しか受け付けないです。
オススメの販売所
スプレッドと送金手数料が無料なGMOコインが一番オススメです。ただ、残念なことにスマホアプリはFX向けなため、現物としてコインを保有したり送金したりはできない点がちょっとマイナスかな。
その点では、coincheckやbitFlyerはスマホアプリで全て完結できて、使い勝手はとても良いので、初心者にはとてもオススメです。
口座開設は余裕を持って行いましょう
基本的には「いますぐETHが必要なんだ!」となった時に、口座開設をしていない場合はかなり選択肢が狭くなります。
また、2018年に入って発生した各種ハッキング事件であったり、金融庁からの業務改善命令のように、急に取引や入出金が停止されることは有り得るので、複数の取引所・販売所に口座を開設しておくのが良いです。
今回はDAppsで利用することを前提にしているので、そういうシチュエーションであれば、取引所や販売所にコインを置きっ放しにせず、自分のウォレットを作成して送金しておくことも大事です。取引所がなくなってしまった場合は、コインが丸々失われる可能性もありますので…
あと、ウォレットに送金するときは少額(0.01ETHとか)で試してみてね。アドレス間違いでコイン失くしちゃうこと多いからねー(。・ω・)ノ゙
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