大切にしている言葉

ブログのデザインを「感謝」というテーマに変えて見た。
何でこのデザインを選んだかというと、自分がとても大切にしている言葉だったので、
見た瞬間に「これにしよう」と思ったから。

僕が大切にしている言葉は2つある。

「すみません」それと「ありがとうございます」

昔は心の中で思っていても、あまり口に出して言えていなかった。

大切にし始めたのは、社会人になって7年目の時。
7年目の頃に、それまで携わっていた社外の客先常駐型のプロジェクトから離れ、
社内に戻って、受託開発の案件にアサインされた。

もともといたプロジェクトは、新人からの現場だったこともあり、
古株となっていて、現場では重宝されていたのもあり、指導する立場のようになっていた。

社内の案件にアサインされた時、同じプロジェクトに自分の他に7名がアサインされ、
全員歳上(10歳〜30歳離れていた)。更にその内、6名が初対面だった。

このメンバで要件定義を行い、開発に入るところで何と、プロジェクトリーダに任命されたのです。

この時に、

システムの新規開発がどういうものか?
リーダーとは何をするべきか?

というのをきちんと理解していなかったので、
とにかく管理資料を作ってみんなを管理するという大失敗をしました。

「何日までに何々を決めてください」
「これを終わらせたら次はこれに着手してください」
「何でできないのか報告してください」

などなど、そんな機械的な対応をしたんです。

それでどうなるかって、経験した人はわかると思うんだけど、
みんな言うことを聞かなくなるんです。

聞かなくなるというよりは、聞くけどやらないといった方が正しいのかな?
そして時間だけは止まらないのでどんどん過ぎていってしまう。

今だから、客観的に見た感じで書いているけど、当時は自分が正しいことをしていると信じていたので、「何故みんな”言った通りに”やらないんだろう?」とか思っていました。

結果から言えば、傲慢ですよね。

歳上とか社員とかを抜きにしても、「言えばその通りに人が動く」ってことはまずない。
自分がリーダーだったら偉いわけではない。ただ、役割が違うだけ。
そして一緒に仕事をしている仲間は、別の役割で自分には出せない成果を出して頂く立場。

自分の言動・行動で不快な思いをさせたのであれば、「すみません」と伝え。
何かをしてもらったら「ありがとうございます」と伝え。
それが時間を割いて手伝って貰ったのであれば「すみません。ありがとうございます。」と伝えなければならない。

そう思うようになった時、意識的に「すみません」と「ありがとうございます」を言うようになりました。
今は特に意識しなくても、思った時には口から出るようになっています。

忙しい時間を割いてブログを見てくれ「ありがとうございます」(。・ω・)ノ゙