現状のグラフィックボードについて調べた

CPUに続いてグラフィックボードを調べていたんだけど、なんかいっぱいあり過ぎて最初「訳がわからないよ/人◕ ‿‿ ◕人\」状態だったんだけど、なんとなく分かった。

CPUを調べた時のブログはこれ

もともと以前からグラフィックボードに搭載されるGPU(Graphics Processing Unit)は NVIDIA と AMD の2社から出ているものしかなかったので、そこ自体は変わっていないんだけど、「NVIDIAといえばGeforceでしょ」とか思ってたら、他に「Titan」「Quadro」「Tesla」というのもあって全部で4種類。「えっ?」ってなった…

それぞれどんなものかな?って調べると以下のような区分けのようだ。

  • Geforce:ゲーム用途、一般PC、開発、VR等
  • Titan:GeforceとQuadroの中間くらい
  • Quadro:開発、CAD、医療、ワークステーション
  • Tesla:サーバー、データセンター、ECCサポート

ゲームやVR向けに考えているから結局「Geforce」で良かった…orz

学術系でディープラーニングとかAIとかの研究用に色々増えたようで、NVIDIA は「高度な計算にはCPUではなくGPUが適切です」、Intel は「CPUの計算性能が上がればGPUはなくてもCPUだけで十分です」みたいな状態らしいけど、どうも現状ではNVIDIAがリードしているようで、そのうちCPUを乗っ取ったりしているかもしれない。(さすがにコンシューマ向けではそれはないか)

と思ってたらIntelもただではやられないという感じで、こんな記事が出ていた。

Intel は AMD を提訴していた事も多かったから、この記事にはちょっとびっくり。
Nvidiaに負けたくないIntelとAMDがCPU/GPU盛り合わせチップを共同開発

そんな AMD は CPU 以外に GPU も出している訳で、AMD の GPU としては「Radeon」シリーズ。これはとりあえず変わってないようだった。
という事で、「最新の GPU は何かな?」と調べてみた。

NVIDIA

GeForce GTX 1080 Ti
GeForce GTX 1070 Ti
GeForce GTX 1080
GeForce GTX 1070

AMD

Radeon RX Vega 64
Radeon RX Vega 56

GeForceの「Ti」なしは1年前に発売されたもののようだけど、まだまだ現役のようなのでこれで調べてます。(ハイエンド向けまで範囲に入れるとキリがないので…)

ベンチマークを調べていたんだけど、それぞれ発売時期が違くて、バラバラに検証された記事をみながら「ふんふん。なるほど。」と情報を集めていたんだけど、今日見つけたこのサイトに全部載ってたよ…orz

【最新版】グラフィックボードの分かりやすい性能比較表【126個収録】

いや、ほんと分かりやすい性能比較表で…もっと早く知りたかったです!(T▽T;)

という事で、ここからありがたくデータを拝借させていただいて、現状の良いコスパを出しているグラフィックボードを探してみた。

これはそのままデータだけ貼ったもの、「Passmark」「Firestrike」「FP32」「期待 FPS」はそれぞれ、ベンチマークの結果なんだけど、ちょっともう細かく書くのは面倒なので ”色々な角度から調べました!” と思ってください。

ただ、これだと「結局どれが良いの?」っていうのが見えないので、それぞれ基準を決めて平準化し、平均点を出してみます。基準にしたのは恐らく一番高性能であろう「GeForce GTX 1080 Ti」です。

そんなに単純ではないけど、とりあえず現状のパフォーマンスは以下の通りとしよう。

  1. GeForce GTX 1080 Ti → 1.00000 ※基準値
  2. Radeon RX Vega 64  → 0.92779
  3. Radeon RX Vega 56  → 0.86033
  4. GeForce GTX 1080   → 0.84114
  5. GeForce GTX 1070 Ti → 0.83683
  6. GeForce GTX 1070   → 0.71496

ただし、これは GPU 単体での性能比較。実際にグラフィクボードとして商品化しているのは各メーカなので、これらのチップを搭載したグラフィックボードを挙げて…

あれ?メーカー多くね?

こ、こんなにいっぱいあったっけかな?

「え?Lenovoも出してるの?」「バッファローって…あれ?玄人志向は?」みたいな感じだったけど、どのメーカーにどんな特徴が…とか調べてもキリがないので独断と偏見で次のメーカーのみを対象にすることにした。

  • GIGABYTE
  • ASUS
  • MSI
  • ZOTAC
  • Colorful

上3つは過去に自作した時もこのあたりのメーカーはあったので、まあ無難な方向で。ZOTACはそれなりに人気があったので。Colorfulは今年から日本で販売されるようになったようだけど、中国でシェアNo.1、世界でもシェアNo.4ということ選んだ。

国産メーカーのELSAと玄人志向も今回は見送り。私、素人なので。

これだけ絞っても、それぞれの GPU 単位で60とか商品がヒットするので、もう各GPU単位で、各メーカーの一番値段が安いものを選んだ。

いやーここまで来るのにカオスだった(笑)

というか、Radeon RX Vegaってまだ発売されたばかりなのね。全然商品なかったよ。

3件(T▽T;)

最初から「Geforceだけに絞って良かったじゃないか!」とかちょこっとだけ思った。いや、AMD も好きだから頑張って欲しいんだけどね。

という事で最初に出したGPUのバフォーマンスをプロットして、それぞれコスパを算出。

出来たああああ(?)

やっぱりコスパで見ると「GeForce GTX 1070 Ti」かなー。

価格差 ¥32,749 で「GeForce GTX 1080Ti」を手に入れるのを高いと見るか?安いと見るか?かな。あと、重要なポイントとしてケースの大きさと、グラフィックボード自体の大きさがマッチするかだろうな。ケースの寸法と合わなくて泣きそうになることあるし…

そして、消費電力はグラフィックボードが一番使うので、そこも気にしなきゃですね。

これで CPU に続いてグラフィックボードも整理できた。次はマザーボードかな。マザーボードも結構カオスだよ(。・ω・)ノ゙

※以下のスプレッドシートをキャプチャして貼ってます
GPUまとめ(2017/12/25時点)

AMDについては、現状ではCPUもグラフィックボードも後陣に配する訳だけど、 CPU も GPU も今年撃って出たような状況だし、各メーカー次第では来年状況が変わるかも知れない。とは言っても現状で自作するならやはりコスパ重視で見る訳で、今回はAMD製品は見送りかなぁ(;´▽`A“

AMDがんば!
AMDの成り立ち、CPUの特長、GPUの歴史とは